あそびが芽を出すお話会
「あそびが芽を出すおはなし会」は毎月、東京おもちゃ美術館にて開催されるおはなし会です。
絵本とおもちゃのコラボレーション、絵本作家による自作の読み聞かせなど、
絵本と紙芝居のおはなしとおもちゃをいっぱい紹介します。
第1部:13:00~13:40
第2部:14:00~14:40
日 時 2017年 6月25日(日)
場 所 東京おもちゃ美術館 プレイルーム
テーマ:雨ふり
★1回目 13時~13時40分
絵本・紙芝居の読み聞かせ
子ども 18人 大人16人
じめじめする日が続く6月にぴったりの絵本をたっぷり読みましたよ。たくさんのお友だちが集まってくれました。
『あめふりうります』は、少し長いですがユニークなお話で、みんな一生懸命きいてくれていました。めんどくさがりのぐうたらねこ、ねこきちが始めたふしぎな商売。それは、「あめふり」を売るというもの。雨をふらせてほしいひとのために雨をふらせてあげるのです。たぬきの畑に雨をふらしたり、うさぎとのかけっこの最中のカメのところに雨をふらしたり……。「きつねのよめいり」にどうして雨がふるかの理由までわかります。ラストは大騒動がおきるのですが、果たして……。木版画の絵が魅力的で、大人も子どももいっしょに楽しめます。
『あさがお』は、美しい絵であさがおの成長をとてもわかりやすく見せてくれます。あさがおのことが好きになれるよう。一株からどれだけ種がとれるかにはびっくり。同じ作者の『ひまわり』も読んでみたくなりますね。
長靴をはいて雨の日におさんぽにいきたくなる『おさんぽおさんぽ』も読みました。雨が続いてやまないときは、『コッコさんとあめふり』のコッコさんのように、てるてるぼうずを作って「あしたてんきにしてください」とねがいましょう!(T)
『ねこ いるよ』武鹿悦子/作 直江みちる/絵 リーブル
『あめふりうります』平田昌広/文 野村たかあき/絵・原案 講談社
『あさがお』荒井真紀/文・絵 金の星社
『おさんぽおさんぽ』ひろのたかこ/作 福音館書店
『コッコさんとあめふり』片山健/作・絵 福音館書店
★2回目 14時10分~14時40分
絵本・紙芝居の読み聞かせ
子ども 19人 大人16人
2回目も、たくさんのお友だちが集まってくれました。
『あめかな』は、美しい色使いで、雨を表現した絵本。雨の変化がとても楽しく、最後には雨の花がさきますよ。
『あめふり あっくん』は、保育園や幼稚園に行って、家族と離れたくないのに離れてさびしく感じている子のお話です。あっくんも、ママと離れて豪快に泣きますが、まわりのお友だちが、あっくんをなんとか泣きやむようにがんばります。そんな様子は、きっと子どもたちにも何か感じるところがあることでしょう。ぜひ読んでみてほしいです。
『もくもくやかん』は、かわいいやかん、ポット、じょうろ、きゅうすさんたちが、何日も雨が降らず、かんかん照りでこまっています。みんな集まって何が始まるのかというと、準備体操して、力を合わせて、雨ごいをするのです! やかんさんたちの動きにあわせて、みんなでまねして盛り上がれます。心と身体を楽しく動かせるおすすめの絵本です。(T)
『あめかな』U.G.サト―/さく・え 福音館書店
『あめふり あっくん』/著 浜田桂子 佼成出版社
『ぞうくんのあめふりさんぽ』なかのひろたか/作・絵 福音館書店
『あめがふるひに…』イヘリ/文・絵 ピョンキジャ/訳 くもん出版
『もくもくやかん』かがくいひろし/作 講談社
